監督との話し合い: Tadashi Nagayama [日本語]

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Introduction

With Journey of the Tortoise receiving a glaring review on this blog, we were very interested to sit down and have a chat with Tadashi Nagayama about his past, his present and his future. With short and to the point answers, Nagayama provides an interesting insight in his mind and his subject.

Nagayama Tadashi was born in 1983 in Kanagawa, After his studies at the Tokyo Polytechnic university, he worked as an assistant cameraman before directing his first full-length feature in 2012, TOBIHI. His first narrative won a prize at the PIA Film Festival, serving as a confirmation of his talents. After working on commercials and as a freelance director/camera man, Nagayama returned to the silver screen in 2016 with journey of the Tortoise.

インタビュー

nagayamaPsycho-cinematography: 映画監督になった経緯を教えてください。

Tadashi Nagayama: 大学で映画を学んだ後、仕事として撮影助手をやりながら、自己資金で最初の映画を作りました。2本目の「トータスの旅」もまた自分で集めた資金で製作した自主映画です。普段は企業向けのプロモーションムービーやCM等のディレクター、カメラマンとして生計をたてています。

P-C: 卒業後、監督はカメラマンとして働いていました。その経験はどのように監督自身や映画の撮り方を変えましたか?

T.N.: カメラマンや照明技師と画面設計をする際、通常のディレクターよりも具体的に話を詰めることができます。カメラやレンズをはじめ、機材のことを知っていて、撮影方法のことも分かります。現場がスムースに運ぶ要素にもなりますが、一方で邪魔になると感じることもあります。技術的な細かいことがどうしても気になってしまい、演出に集中ができない、とはじめの頃感じることが多かったのです。

経験を重ねるごとに、信頼のおける技術者と組むことで、今は技術的なことは彼らに任せて現場を進めています。

P-C: ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2017にて、最高賞に当たる長編映画賞を受賞した経験についてもう少し教えてください。

T.N.: 自分自身も嬉しかったですが、受賞したことによる周囲の反応がさらに嬉しかったです。遠くで応援してくれている人がたくさんいて、受賞の報告に涙を流してくれる人もいました。映画を作って良かったと心から思いました。

また200万円は賞金ではなく、次回作支援金です。受賞と同時に、また大変な旅が始まるぞ、という思いも抱きました。

P-C: 次回作の内容を少し教えてもらえますか?

T.N.: 次の映画は90分程の長編映画です。いくつかの断片的な情報を挙げます。キャストの平均年齢は50歳。笑いと悲しみと恐怖と怒り、なるべく多くの感情を揺さぶる映画を目指しています。2011年の原発事故も物語に影響を与えています。

P-C: 2012年のぴあフィルムフェスティバルで入賞した「飛び火」から「トータスの旅」まで、5年の間があります。その間に何を経験し、それらがどのように今回の映画に影響していますか?

T.N.: ちょうど前作のお披露目の時期に息子が生まれました。子育てをしながら生計を立て、映画のための資金を貯めていました。実際は、フリーランスで満足にお金を稼ぎ続けること、家族を養うことに必死でした。また息子の存在は「トータスの旅」の物語の発想に影響を与えています。

P-C: この映画は監督の経験をもとにつくられているということですが、どのような経験を映画の中に盛り込んだのですか?

T.N.: 主人公の息子の登というキャラクターは、少年時代の私のような存在です。学校に居場所がなく、ずっと図書室で本を読んでいるような少年でした。あの時父親にしてほしかったこと、また今自分自身が父となって、もし自分の子供が辛い状況になったらしてあげたいこと、それを映画に盛り込んでいます。また少年時代に亀を飼っていた、というのも事実です。亀はある日突然姿を消しました。

P-C:「トータスの旅」では、父親は息子にとって厳格でなければならない、といった男性が抱える問題のようなものを感じました。監督は今の日本における父親の権威についてどう思いますか?

T.N.: 厳格な父親であることは時代遅れで、権威を振りかざす父親像は叩かれる側の存在になっていると思います。「トータスの旅」では、父親の威厳というテーマは特に意識していません。

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